- 2024年8月5日
HCG製剤の出荷調整に伴うお知らせ
こんにちは。今回のブログは看護部からのお知らせとなります。
【HCG製剤の出荷調整に伴うお知らせ】
以前から限定出荷を実施されております『注射用HCG5000単位「F」』につきまして、製薬会社より従来の出荷量に対する原薬確保の困難から、供給量を減少せざるを得ない状況が報告されています。それに伴い、当院でも在庫確保が困難な状況が続いており、薬剤不足となっております。このため当院では、不妊治療における治療方針を以下のように一時的に変更させていただくこととなりました。
*HCG製剤の使用は、生殖補助医療に限定しての使用とさせていただきます。
採卵周期の卵胞はLHサージのためのHCG製剤の投与によって量や質が左右され、HCG製剤の投与は非常に重要です。一方で、一般不妊治療は発育卵胞数が少なく内因性(自身から分泌される)のホルモン量でも十分な成熟や排卵が見込まれます。そのため一般不妊治療(タイミング・人工授精)の際は、原則HCG製剤の使用はしない方針とさせていただきます。
*生殖補助医療における代替製剤の使用
代替製剤として、「オビドレル皮下注シリンジ」がありますので、治療内容によってはこちらの製剤を使用させていただきます。
ご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
看護部 Y・K