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こんにちは。看護部です。
関東は現在、梅雨入りしていますが、雨が続いているという感じがなく最近は特に晴れの日が多いのですね。(最新情報によると今日(6/27)梅雨明けしたそうです!)しかし、晴れていても湿度が高く蒸し暑いため、なんだか調子が上がらないと思う方もいらっしゃると思います。
このような湿度の高い時期のトラブルは、体内にも水分をため込んでしまうことから起きるようです。そのため、症状としては体がだるい、関節や筋肉が痛む、手足のむくみ、めまい、頭痛、消化不良などがあげられます。
その対策として
1、適度な運動で汗をかき、溜まった余分な水分を外に出すのは良いそうです。当院の患者様は治療によって、ホルモン薬を使っている方も多いので、汗をかいた分、必要に応じて水分摂取も重要です。
2、ツボ刺激!おすすめのツボは、足三里(膝のお皿の外側にあるくぼみから小指を除く指4本下)、三陰交(内くるぶしから小指を除く指4本上)、解ケイ(足首を曲げた時に見える2本の太いスジの間で、足首と足の甲の境目)、陰陵泉(膝の内側下で小さな骨のでっぱりの下のくぼみ)、中カン(みぞおちとおへそを結んだ直線のちょうど真ん中)、水分(おへそから指1本上)です。
ニュースでも言われていますが、この時期はクーラーやファンを上手に使用して、また水分をこまめに摂取して、家の中でも熱中症に気を付けてお過ごしください。
写真は都内でカヌーをした時のです。水辺での写真なので涼しさを感じていただけたらと思います! SHOYAMA

非侵襲的PGT-Aについて
本日は、以前ブログにて紹介しました着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)のお話になります。
PGT-Aとは、体外受精によって得られた胚(受精卵)の染色体数を移植前に調べる検査です。正常な染色体数の胚を選んで移植することができるため、妊娠率の向上と流産率の減少が期待できます。
当院も2021年4月より日本産婦人科学会主導のPGT-Aの特別臨床研究に参加しており、現在までに143人/343個の胚を検査しております。(2022/4/26現在)
PGT-Aでは「胚生検」といって胚盤胞の外側の細胞(栄養外胚葉)の一部を採取して検査を行います。現状ではこの技術が生まれてくる子に影響を及ぼすという報告はありませんが、胚に物理的ダメージを与えるという懸念があります。
そのため、胚に物理的ダメージを与えない非侵襲的なPGT-A(niPGT: Non-invasive preimplantation genetic testing)の研究が注目されています。
今回はniPGTとはどのような技術なのかを簡単にご紹介いたします。
niPGTでは胚の細胞を直接解析するのではなく、胚を培養した培養液を解析します。培養液中には胚由来のDNAが存在すると考えられるため、胚の細胞を採取しなくても染色体数の検査ができるとされています。
それでは、従来のPGT-AよりniPGTが優れているかといえば、必ずしもそうではありません。胚への侵襲性という意味ではniPGTは優れていますが、検査精度ではどうでしょうか?
先月、京都で開催された第63回日本卵子学会学術集会において、複数の施設からniPGTの有効性の検討を行った発表がありました。
それらの発表では、従来のPGT-AとniPGTの検査結果の一致率は18%~81.3%と発表により結果に差があり、niPGTの有効性は賛否が分かれていました。
これらは、①採取できるDNA量が少ない、②培養液中には卵丘細胞(卵子を取り巻く細胞)由来のDNAなど、胚由来でないDNAも混入し、誤った検査結果が出る場合がある等により検査結果が不安定である事が原因と考えられます。
本邦ではniPGTは研究の域を出ず、臨床応用されるまでには至っていない技術です。
今後の研究が進み、より安全で精度が高い技術の確立を期待したいと思います。
培養部では、日々進化する科学技術を利用し、皆様により良い医療をご提供できるように努めて参ります。
培養部 NAKAMURA
こんにちは、今回は受付が担当します。
気温が徐々に上がってきましたね、寒がりの私にとっては嬉しい時期です。
今年は猛暑の予測も出ていますので、皆様、水分補給にはお気を付けください。
さて今回は非常に私事ですが、うちの猫の話をさせて頂きたいと思います。
うちの猫、名前は紫陽花(あじさい)と申します。つい先日14歳の誕生日を迎えました。
出会いはまだ目も開いていない紫陽花が、知り合いの家の前に捨てられていたところから。
動物好きだった知り合いは、世話をしながら里親を探していました。
元来動物好きの私と母は、仔猫がいると聞きつけて友人宅へ。
そこで出会った仔猫のなんと愛らしいこと! ようやく目が開き、おぼつかない足取りでふらふらと歩く姿。重そうなぱんぱんのお腹、短い手足。曲がった短い尻尾も、伝統的な日本猫らしく実にかわいい。
何より、紫陽花の花のようなまんまるな後頭部に、当時学生だった私が一目惚れ。
渋る母を説得し、わが家へ迎え入れることになりました。


当時、わが家にはセキセイインコの風(ふう)、ウサギの大地(だいち)がいました。
動物好きの母が猫の引き取りを渋ったのもそういう事情でした。私がしつけをするという約束の元、ダメなことはダメと教えなければと意気込んでいた私。
結論から言いますと、杞憂でした。年功序列というものは動物界にもあるのですね、ウサギのほうが圧倒的に強かったです。まだ仔猫の紫陽花よりも体格的に勝ることも要因ではあったかと思いますが、猫を追いかけ回すウサギという、珍しい光景がうちの日常となりました。そして頭上の鳥籠から響き渡るインコ様の高笑い。賑やかな時期でした。
数年後、風と大地は病気で相次いで虹の橋を渡りました。少し寂しくなったわが家、思えば紫陽花の甘えが勢いを増したのはこの頃からでした。一人になって私と母を独り占めできる時間が増えたせいでしょうか。
あれから10年以上、立派な甘えん坊のわがまま娘に成長しました。
出かける準備をしていれば納得いかない顔でこちらを見つめ、いってきますの挨拶をすれば信じられないとばかりに目を見開く日常。猫にありがちですが、自分がいるのに出かけるとは正気の沙汰かと言わんばかりです。
帰ってくればクレームの嵐とご飯の催促。食欲があるようで何よりです。少し腰を掛ければすぐ膝の上を占領されるので、忙しい時はうかつに座れません。近頃、トイレにも侵入して膝に乗ろうとしてくるので、ご勘弁いただきたいばかり。
コロナ禍で家族の在宅時間が増えたことも大変満足なようです。コロナ禍を満喫している生き物もいるのだなぁと思いました。
そんなお猫様も14歳、イエネコでは老齢に差し掛かっております。実は生まれてすぐの検診で猫エイズと診断され、発症すれば5歳を迎えられるかどうか、と言われていました。しかし4歳の検診でエイズウイルスは陰性、おそらく母猫からの遺伝で母乳を飲まなかったことが功を奏したと。捨てられっ子の怪我の功名でした。
その後は怪我も病気もなく元気に過ごしてくれて嬉しい限りです。
長く生きた猫は、尻尾が二股に分かれ、手ぬぐいを被って踊る猫又という妖怪になると江戸の頃からの言い伝え。現代なら20年、25年ほど生きれば辿り着ける境地でしょうか。
あの短く曲がった尻尾がどう分かれるのか、家族内の論争に決着をつけるべく、まだまだ頑張ってほしいと思う姉なのでした。

受付 SHIMIZU
こんにちは!今回は受付が担当します。
ゴールデンウィークは皆さまいかがお過ごしでしたか?
東京は比較的お天気が良く行楽日和な日が続いていましたね!
私は家族とフィールドアスレチックに行き、お散歩がてら軽く体を動かしてきました。
軽くだったのですが、次の日筋肉痛になっていて日頃の運動不足を痛感いたしました。笑
さて、待合室と診察室のアロマが初夏ブレンドになりましたのでご紹介させて頂きます。
【スイートマジョラム】(Origanum majorana)シソ科 葉
スパイシーな中にも温かみを感じさせる香りが特徴です。
古くから体を温める作用があると言われています。
セルフマッサージ(スイートアーモンドオイル20mlに4滴程度)
を行うことで、血流が促されて体が温まり、心地よい睡眠が得られる
ことでも知られています。
【ペパーミント】(Mentha piperita) シソ科 葉
メトール系のとても爽やかな香りが特徴です。
涼性の性質を持つため、ほてった体だけでなくイライラして
熱くなった心もクールに落ち着かせてくれます
消化器系の調子を整えてくれることから、
冷たいもののとりすぎによる不調にも!!
殺菌、抗菌効果もあるため室内の殺菌や消臭にも効果的です。
【グレープフルーツ】(Chitrus paradisi) ミカン科 果皮
学名の「paradesi」は天国という意味!この香りを嗅ぐと天国にいるような
幸せな気分になったことからこの名前が付けられました。
爽やかなグレープフルーツは、
元気のないときにやる気!元気!勇気!を引き出してくれます。
【サンダルウッド】(Santalum album)白ビャクダン科
ウッディーでエキゾチックな香りが特徴です。
古くからお香として瞑想の際に用いられてきました。
鎮静作用を持つため、不安感や抑うつの症状に良いと言われています。
現在はその高貴な香りから香料として多くの高級フレグランスに
配合されています。
受付 SHINKI
こんにちは。看護部です。
4月後半になり、暖かく増えて過ごしやすい季節になりましたが、実は体調不良を訴える方も少なくありません。
1日の気温をみてみると朝は涼しく、日中は20°以上と気温の差があります。
春の体調不良は気温の差=寒暖差により、自律神経が乱れてしまうことによって引き起こされます。
温度差は、体にとってはストレスですが、それが適切に対応出来ているときは、問題はあまり起きません。
それが対応出来ない、寒暖差疲労の状態になると、
冷え症、首こり・肩こり、頭痛、めまい、全身倦怠感、胃腸障害、イライラ、不安、風邪、アレルギーなどの様々な症状 が出現してしまうそうです。
私たちが寒暖差疲労をためないためには
①バランスの良い食事をする
食事を摂ると消化のために副交感神経が活発に働き、体がリラックスモードになります。
欠食すると交感神経が働いたままになり、自律神経のバランスが乱れてしまいます。
春が旬の新タマネギは、老廃物を排出する働きのあるカリウムを多く含んでいます。
また、新タマネギと味の相性がいい豚肉には糖質の代謝をサポートするビタミンB1が含まれていて、補給することで体を動かすのに必要なエネルギーを効率よく生み出すことができます。
春が旬の春キャベツも、カリウムを多く含んでいます。
ほかにも、免疫力を高める働きのあるビタミンCや、胃の粘膜修復に働きかけるビタミンUを含むため、胃腸の疲れを感じやすい春にぴったりの食材です。
②こまめに身体を動かす
運動をすると、自律神経のバランスを整えるセロトニンが分泌されます。
ウォーキングやサイクリング、水泳などの有酸素運動が効果的です!!
③湯船に浸かる
副交感神経が働き、自律神経のバランスが整います。
④睡眠をしっかりとる
他にもたくさんの予防策があるようです。
春は新生活も始まり大変なことが多いですが、皆様が元気に楽しく過ごせますように✨

看護部 sugaya