- 2024年3月30日
- 2024年11月22日
伊勢へ
伊勢へ
温かい日差しの差す穏やかな日と冷たい春の嵐となる日とが繰り返される今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。今回は培養部が担当します。
先日伊勢神宮に泊りがけで行ってきました。
初日は雨風の強い不安定な空模様でありましたが、2日目は穏やかな天候に恵まれ、朝に外宮を、昼頃から内宮を回りました。
伊勢市駅からまだ開いていない店々を横目に緩やかに曲がる参道を進むと外宮はあります。朝ということもあって人はまだまばらでした。外宮の鳥居をくぐると両脇に背の高い木々が植えられている参道を進んで正宮へ。事前に調べた際、杉の木が多そうで花粉症の心配をしていましたがあまり気にならず、朝の静かな空気が気持ちよかったです。
ちょうど参拝した日は正宮に神馬が参拝をする日でした。いつの間にか参拝客がぞろぞろと邪魔にならないように並んでいると、平安様の衣装を着た方につれられた白い神馬が連れられてきました。おとなしく言うことを聞いており、正宮の正面で立ち止まったかと思うと一礼して戻ってきました。まったく参拝客に驚くこともなく、なるほど位の高いウマは違うな、などと感心もしてしまいました。
昼過ぎから内宮に行きました。平日にもかかわらず多くの方が来られていて驚きました。五十鈴川を渡る橋を越え多くの参拝者の波に沿ってぐるっと参拝して回りました。内宮は外宮よりも山側にあるので雰囲気も違います。外宮が林のようである一方、内宮は森といった感じでしょうか。気温は少し涼しかったのですが木々の隙間から漏れる日差しが暖かかったです。
伊勢市の気温は東京とあまり変わらないにもかかわらず、すでにサクラが咲き始めていました。鳥居のすぐ外にあるおかげ横丁の店先にも夏鳥であるツバメが渡ってきていました。暖冬と言われたり、2月に入ってから急に冷え込み雪が降ったりと季節間の狂うようなこともあり、普段着る服装などに困ったりもしていましたが、もう春なんだと、改めて感じさせられました。
さていよいよサクラの開花も報じられてきましたね。自分は今月で入社1年となります。昨年のこの時期はちょうどサクラが満開で、退勤後に日暮里駅を通り抜け谷中霊園から上野公園まで歩いた景色をいまだに鮮明に思い出せます。高い建物が少なく空が広いためサクラのピンク色が青い空に映えていてとてもきれいでした。ぜひお時間がありましたら、ゆっくり散策をしてみてはいかがでしょうか。
寒暖差の激しい日々が続き、また花粉症と格闘されている方も多いと思われますが、お体に気を付けてお過ごしください。
培養部 S.K.