- 2021年2月2日
- 2021年2月22日
新型コロナワクチンの接種をお考えの方へ
クリニックからのお知らせです。
2021年1月27日付けで⽇本産婦⼈科感染症学会と⽇本産科婦⼈科学会から新型コロナのワクチン接種を考えている妊婦さんや妊娠を希望する⽅にむけて情報が発信されました。
それによると、このワクチンは有効性や安全性は今のところ不確実ですが、接種が進んでいる国のデータによると成果は確実に出てきているようです。また、接種によるアレルギー反応は、現在のところファイザー製ワクチンで 0.0011%との事です。
しかしながら妊婦さんに対しての見解は各国で分かれています。⽶国では妊婦を除外すべきではないとし、イスラエルでは積極的な接種対象としています。⼀⽅で、英国やカナダでは⼗分な臨床データがないことから、妊婦中の接種は推奨していません。
そこで、⽇本産婦⼈科感染症学会および⽇本産科婦⼈科学会として以下の提⾔が出されました(一部簡略記載)。
1. 現時点で妊婦に対する安全性、特に中・⻑期的な副反応、胎児および出⽣児への安全性は確⽴していない。
2. 妊婦をワクチン接種対象から除外することはしないが、「1(上記)」を理解、同意した場合のみ接種する。ただし妊娠 12 週までは避ける。
3. 感染リスクの⾼い医療従事者、重症化リスクがある可能性がある肥満や糖尿病など基礎疾患を合併している⽅は、ワクチン接種を考慮する。
4. 妊婦のパートナーは、家庭での感染を防ぐために、ワクチン接種を考慮する。
5. 妊娠を希望される⼥性は、可能であれば妊娠する前に接種を受ける。(⽣ワクチンではないので、接種後⻑期の避妊は必要ない。)
以上です。
詳しくはこちらをご覧ください。
詳しくはこちらをご覧ください(厚生労働省)。
ワクチン接種に関しては最終的にはご自身の判断となりますが、患者様お一人お一人の体調、環境、状況など全ては異なりますので、まずはご相談ください。