• 2018年3月15日

レーザーシステムの導入

こんにちは。培養部です。
3月も中盤にさしかかり徐々に春の暖かさを感じられるようになりましたね。

さて、培養部では今月からレーザーシステムを導入し、レーザーを使った胚のAHA(アシステッドハッチング)ができるようになりました!

AHAは凍結融解処理によって胚の透明帯が硬化され、ハッチング障害を起こした胚や透明帯の肥厚によって着床が困難だと思われる胚等に有効な処置とされています。

AHAの方法も様々あり、薬品を用いて透明帯を溶かす化学的方法、PZD法やレーザー光を使って透明帯の一部を除去する機械的方法があります。

当院の従来のAHAではPZD法と呼ばれる細いガラス針で胚の透明帯の一部を切開する方法で行っていました。
ですがPZD法では他の手法と比べ難易度が高く実施者の技術力が必要でしたがレーザー法では比較的容易にAHAを行うことができます。

また、レーザーでのAHAでは胚へのダメージを最小限に抑えることができ、より安全なAHAが期待できます。

AHAについてご不明点等ございましたら気軽にお問合せください。

「レーザーによるAHAの様子」

http://www.mvi-inc.com/wp-
content/uploads/Saturn_5_Lasers_Brochure_for_web_27-08-2013.pdf

培養部 SEKIGUCHI

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