• 2023年2月28日

春の敵

こんにちは、今回は受付が担当します。

もうすぐ3月、春がやってきますね。少しずつ暖かくなり、寒がりの私には嬉しい季節でもありますが、同時に厄介な敵も現れます。

花粉です。

皆様、花粉症の方もいらっしゃるかと思います。何を隠そう、受付メンバーも半数以上が花粉症に悩まされております。カウンター内でくしゃみを連発するかもしれませんが、この時期の鼻声はどうぞご容赦ください。電話等で聞き取りづらいことがあれば、すぐおっしゃってくださいね。

日本で最も一般的に花粉症といわれる症状の原因は、スギ花粉に対するアレルギー。なんと国民の3割がスギ花粉のアレルギーを持っていると言われています。

アレルギーの原因は体内に入った花粉がアレルギー物質を分泌し、それに対して体が抗体を作ります。この抗体が溜まりすぎると、アレルギー症状の元となる物質が出るようです。

しかし何故スギばかりなのか。実は、日本の国土の約2割がスギの人工林だそうです。それが春になった途端、一斉に花粉を飛ばすのですから、花粉症の私としては想像しただけで目が痒くなります。

何故こんなにスギだらけなのかというと、戦後の復興需要と経済成長によって木造建築の木材需要が高まり、あちこちにスギ林を作ったことがはじまりだとか。スギは真っすぐで軟らかく、加工性に優れていたため、スギが選ばれたそうです。

こうして日本はスギだらけになり、日本人は毎春スギ花粉に翻弄されています。一方海外に目を向けると、やはり土地や風土によって多い木の種類が違い、それによって国民の花粉症も種類が変わるようです。カナダではシラカバ、イタリアではオリーブ、ガーデニングが盛んなイギリスではブタクサ系が主流だそうです。所変われば品変わる、というやつですね。

花粉症といえば主に目鼻の痒みやくしゃみ、鼻水などの症状が挙げられますが、人によっては下痢、食欲不振、眠気やだるさが出る方もいるそうです。春は不調が出やすい時期ですし、風邪と症状が見分けにくいので、何か気になったら病院を受診してみるのもいいかもしれません。

4月からはマスクの付け方も変わるそうですね。鼻水のひどい私は、花粉の時期については外でもマスク継続かなと思いふける今日この頃です。

無花粉スギなるものも、近頃開発されているそうで。全国の悩める花粉症患者たちのため、研究者の方々には頑張っていただきたいと思います。

受付 SHIMIZU

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