• 2021年5月24日

まごわやさしい

こんにちは看護部です。

だんだんと暑い日が増えてきて、沖縄、九州地方や四国、中国、近畿、東海までも早い梅雨入りをしました。

関東地方も梅雨入りが例年より早くなる予報も出ており、また雨の日が長く続くことになりますね。

気温も湿度も高くなり、食材も傷みやすくなる季節です。

食事は生きるためには必要です。しかし毎日、毎食、365日×3、献立を考えるのは一苦労です。

以前妊産婦さんに食事指導をおこなっていたときに、よく口にしていた言葉があります。

その言葉は“まごわやさしい”です。

 “まごわやさしい” というのは、バランスの良い食事をするために取り入れたい食の7品目の頭文字を覚えやすく並べたものです。この7つの食材を組み合わせることで自然と栄養バランスが整い、身体に優しい献立を作ることができると言われています。

ま:豆

「ま」は、豆類を表しています。「畑の肉」とも言われている大豆をはじめ、豆類には良質なたんぱく質とミネラルが豊富に含まれています。1日に推奨される摂取量は、豆腐なら約1/3丁、納豆であれば約1パックです。その他にも、小豆や黒豆、油揚げ、高野豆腐も「ま」に含まれます。

ご:ごま

「ご」は、ごまを表しています。この中には、アーモンドや栗、ぎんなん、ピーナッツなども含まれます。特にごまにはたんぱく質と脂質、ミネラルがたっぷりと含まれており、抗酸化作用があると言われています。

わ:わかめ

「わ」は、わかめなどの海藻類を表しています。わかめ、ひじき、昆布、もずくなどの海藻類はカルシウムなどのミネラルを多く含みます。酢や油との相性もよく、一緒に食べることで栄養素を効率良く摂取できます。

や:野菜

「や」は、野菜を表しています。野菜はビタミン類やミネラルが多く含まれており、積極的に摂りたい食材です。特に、色の濃い野菜は緑黄色野菜と言われ、1日に120gほどの摂取が推奨されています。

さ:魚

「さ」は、魚を表しています。そのなかでも特に青魚は血中のコレステロールを減らす働きが期待されている他、疲労回復効果があるといわれています。肉をメインとするメニューが増えてきている現代ですが、1週間に3食以上は魚を食べることがおすすめと言われています。

し:しいたけ

「し」は、しいたけをはじめとしたきのこ類を表しています。きのこ類はビタミン類のなかでも、特にビタミンDが豊富で、カルシウムを骨に定着させるのに効果が期待されています。他にもたくさんのミネラルを含んでいるので、積極的に摂取したい食材です。

い:いも

「い」は、芋類を表しています。じゃがいもやさつまいも、里芋、山芋など多くの種類がある芋類ですが、どれもビタミン類や食物繊維が豊富で、腸内環境を整える効果が期待できますよ。

“まごわやさしい”を、1日に必要量を全種類摂取するのは難しいかもしれません。

しかし、お味噌汁やスープに家にある“まごわやさしい”材料を入れてみるのはいかがでしょう。自然と何種類か取り入れられることができます。

お仕事や家事など色々と忙しい毎日ですが、コンビニやスーパーのお惣菜を買うときにも“まごわやさしい”を意識して選んでみると、健康に気を使った気分になります。

毎日の献立に悩んだときはぜひ“まごわやさしい”を思い出してみてください。

看護部 KIOKA

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