• 2021年12月29日

都会のタヌキ

都内でタヌキに遭遇しました!

こんにちは。

今回のブログ担当は培養部です。

真冬の寒空の下、ちょっぴりほっこりした体験を、みなさまにおすそ分けしたいと思います。

先日、深夜0時頃、池袋にある実家へ帰宅途中に、まさかのタヌキに遭遇しました。

深夜だったのではっきり目視することは叶いませんでしたが、あれはハクビシンでもアライグマでもなく、間違いなくタヌキでした。

冬毛で丸い体にモフモフの尻尾は、何とも言えぬ可愛らしさでした。

しかも番(つがい)だったのか、2匹で寄り添って歩いており、心がほっこりしました。

© OpenStreetMap contributors

地図上のここらへんでした。この辺りは密集した住宅街になっていて、古い住宅や神社などもあり、以前にも何度かハクビシンなどの野生動物を見掛けたことがありました。

池袋駅から徒歩20分ほど歩くと道が細く住宅が密集した住宅街があります。こういった空き家、古民家も多くあり、軒下などを住処にしているのかもしれません。

少し気になったので、タヌキの生態を調べてみました。

主な生息地は都市郊外から里山・低山にかけてのある程度人の手の加わった地域で、東京23区や名古屋市中心部などにも生息しているとのこと。

雑食性で、ドングリなどの木の実をはじめとした植物や昆虫、地域によっては動物の死骸や魚なんかも食べるらしいです。意外とワイルドなお食事ですね(笑)

そしてなんと言っても、一夫一妻性で子育ても夫婦で協力してするんです。

個人的には、これがベストオブほっこりポイントです。毎年パートナーが違ったり、子育てはメスだけで行う動物が多いなか、タヌキはペアで通年行動を共にする珍しい動物なんだそうです。イクメンで一途なパパタヌキ…ほっこりせずにはいられません…!ちなみに、哺乳類は約95%がメスだけで子育てするらしいです。

東武動物公園 ホンドタヌキ  tobuzoo.com

決して住みやすいとは思えない都内の住宅街で、ときには害獣として人間に煙たがれながらも、2頭で身を寄せながらも必死に強く生きる姿をみて、なにか元気をもらった気がします。コロナ禍でなかなか外出もままらなくなり、ついつい出不精になってしまっていましたが、久しぶりにタヌキに会いに動物園に足を運びたいと思います。同じ動物種なのに立場が違うタヌキたちに、同じ都会に住む同志として、生きる姿勢を学びに行こうと。そんなことを考えさせてくれた、ちょっとした出会いでした。

培養部 SAKAMOTO

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