• 2023年5月30日
  • 2024年12月10日

梅雨の前日

こんにちは!今回は培養部が担当します。

色彩豊かな花の季節も過ぎ去り、新緑の映える季節となりましたね。生き物たちも動きが活発になってきました。

自分は鳥が好きなので、鳥の鳴き声が聞こえるとつい立ち止まってその姿を探してしまいます。さらに、子育てにいそしむ親鳥や初々しくあどけない巣立ったばかりの子どもの鳥がいるとつい見入ってしまいます。

先日も実家の近くの川で黄色いひなを連れたカルガモを見ました。

1メートルほどのまばらに生えたアシやガマの下、親鳥の周りに散らばったひなたちはきままに餌を探したり座って休んだりしていました。この頼りなく愛らしい彼らを見ると応援したくなるとともに少し元気をもらえますね。

カルガモのひなには野良猫や蛇、カラスといった天敵がおり、ひなの群れが全滅することも珍しくないようです。たくましく生きてほしいです。

これからの季節もカッコウ(托卵をする鳥です)やツバメ、ヨタカをはじめとした夏鳥や、オオヨシキリ(アシ原の上でギョギョシギョギョシと鳴いてます)やサギ、ウなどが繁殖を行います。このうちヨタカは木に擬態するのが上手な鳥です。夜行性でもありなかなか見ることができないので、一目見てみたいですね。

さて、身近な所にも様々な鳥がいます。ちょっと紹介します。

まず谷中霊園のように少し木々のある環境にいるのが、青みがかった体に黒い帽子をかぶったような頭のオナガです。

ギューーイ、ギューーイと渋い大きな声をあげながら数羽の群れで飛んでいるのが見えます。自分は、この大きな羽と特徴的な体の半分にもなる長い尾羽を広げて飛ぶ姿が、ちょっと始祖鳥っぽいシルエット(あまり共感されないですが…)で、好きなんですよね。

また町中の川や池のような意外と身近なところにもいるのが、「空飛ぶ宝石」ともいわれるカワセミです。オレンジの腹と構造色によって作られるキラキラと光る背中が特徴的です。小さな鳥ですがキラッと光る背中のこの青色は遠くからでも見つけられます。

そして緑の体に赤いくちばしでピー、ピーとけたたましく鳴いているのがインド原産のワカケホンセイインコです。頭の良い鳥で、群れとなってカラスとも戦うようです。一度この特徴的な鳴き声を聞けばすぐに覚えられると思います。

ほかにも紹介したい鳥はたくさんいますが、長くなってしまうのでこのあたりでおしまいにしようと思います。

天気もぐずつくことが多く、暑くなったり寒くなったりと気温の上下する日々も多いですが、みなさん体調にはお気を付けください。、また梅雨の足音も聞こえてきていますが、ぜひ雨の降っていない日には町を散歩して身近な鳥を探してみませんか。

培養部 Kitamori

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