• 2019年6月13日

2019年 講習会をしました

みなさまこんにちは。培養部SAKAMOTOです。

先月、われわれスタッフに対しての、少し変わった講習会を行いましたので、
今回はそちらについて紹介したいと思います。

この講習会は年に2回程度の頻度で定期的に行っているのですが、
当院の院長の発案により、講義の内容にちょっとした趣向を凝らしています。

どういったことを勉強するのかというと

普段、わたしたちは不妊治療や業務に関係した基礎知識について、各自で勉強しています。また、別の機会に定期的に勉強会も行っています。

しかし、この講習会ではそういったところから少し離れて、
「他業種から学ぼう」をテーマとしています。

自分たちの分野とは全く異なる、様々な分野の講師の方を招いて講義をしていただき、他業種の世界に触れることができます。そうすることで、スタッフ個々の幅広い知識やスキルアップにつながり、なにより気分転換になりますよね。
講義内容については毎回、受付・看護師・培養士のみんなで、持ち回りで担当して企画するため、聴きたい話を自分たちで選ぶことができ、とても自由です。

この会の狙いとしては、

狭いコミュニティの中で毎日同じことの繰り返しの環境にいたら、人間、徐々に感覚が麻痺してきて、正しいことも、誤ったことも日常になってしまい、その結果、視野が狭くなり、思考が凝り固まり、自分たちの変な行動にも目がいかなくなる。

というか、その状態だと自分たちが変であるという疑いすら持たなくなりますよね。
みなさまももしかしたら普段の生活や仕事のなかで感じた経験がおありかもしれません。

自分は常識人のつもり、でもいつの間にか麻痺していて、
自分の力だけでは気付けなかったりすることも多いですよね。
自分を客観視する意識や、それができるような心の余裕をもつことは大事なことで。
わかっちゃあいるけど、これがむずかしい。

なので、こういった機会を定期的に行って、参加して、自分に刺激を与えて、世間との常識や価値観のズレを修正するというか、メンテナンスすることはとても大切だと思います。

さらにいうと、
それによって、われわれスタッフの個々の意識や目線が変わって、結果的に普段の業務に対しても、いつもと違ったアプローチで良いところ悪いところを発見し、反省し、修正し、というところまで出来たら大成功だと思います。

さて、そういった方針のうえで
今回は「アロマセラピー」について学びました。

院内の待合室の自動販売機の横や、各診察室にもおいてありますし、
このブログでもたびたびお知らせしているので、みなさまも認識されていると思いますが、

当院では荒川区にある 「ユーカリの木」院長の鍼灸師 栗林由美子先生のアドバイスの下、アロマセラピーを積極的に取り入れています。

今回はこの栗林先生に直接お越しいただき、アロマセラピーについて海外の研究データに基づいた、より詳しく、よりアカデミックな内容で講演と、実際にアロマを作って香りをかいでみる体験実習をしていただきましたので、

せっかくなので簡単に講義の概要を少しだけご紹介します。

ここ日本では「アロマ」というと、なんとなく軽く見られている傾向があり、
「おしゃれアイテム」のような扱いと認識をしている方がほとんどだと思います。
わたしもそのうちの一人でした。

しかし海外、とくに欧州においてのアロマは、
薬局にアロマキットがおいてあるほどメジャーな民間療法として親しまれているそうです。

実際に科学的な根拠もきちんとあり、アロマに含まれるにおい成分の具体的な名称もその詳細も明らかになっており、その成分についての多くの臨床実験における研究論文で有効性が示されています。

つまりアロマは「効果ある」のです。

下に簡単に香りの種類とその効能を載せました。ご興味ありましたら参考にしてください。


講習会の様子

今回のテーマは「アロマセラピー」について講演して頂きました。
今後は「企業向けの顧客対応などの接遇講習」や「心理カウンセラー講習」「不妊クリニック他施設の見学会」などができたらいいなと考えています。

また今後もこういった機会があればこの場でご報告しますのでよろしくお願いします。

培養部 SAKAMOTO

※治療室“ユーカリの木”院長
鍼灸師・不妊カウンセラーアロマセラピスト 栗林由美子
治療室“ユーカリの木”(https://www.yuukari-no-ki.com/

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