一般不妊治療

排卵誘発法

排卵誘発剤の内服や注射によって卵巣を刺激し、排卵を起こさせる方法です。排卵誘発剤は大きく分けると、卵子を育てる薬と排卵を促進する薬の二種類に分けられます。
排卵誘発法は、排卵障害がある場合に限らず、原因不明の不妊などに対しても有効なため、不妊治療には欠かせない治療法と言えます。
通常、排卵誘発法は排卵の無い患者さんに排卵を起こさせるために使われますが、人工授精の妊娠率を上げるために、また体外受精などの生殖補助医療の際にも用いられることがあります。

人工授精(AIH)

人工授精とは、洗浄した精子を子宮の中に送り込む治療法です。
タイミング法との相違点は、精子が腟に入るか、子宮に入るかというところです。
精子が女性の体内に進入するプロセスは通常の性行為とは異なりますが、その後の受精と着床については自然な経過で妊娠が成立することを期待します。
人工授精は、不妊検査で精子の数が少ない、精子の運動率が低いなど、精子に問題があると認められた場合や、頸管粘液が少ないなど女性側に問題がある場合、さらにフーナーテストで、精子が子宮に入っていない懸念がある場合などに行われます。

※当院では非配偶者間の人工授精(AID)は行っておりません。

一般不妊治療の実際

  1. 超音波検査(エコー)で、卵胞の大きさを計測し、排卵日を予測します。排卵予測日の2~3日前にご来院ください。
    目安としては、月経が28~30日周期の場合、月経開始後12~14日頃になります。排卵予測日は、一番大きな卵胞(主席卵胞)が20mmを超えると思われる日になります。
  2. 排卵予測日付近で人工授精を行います。
  3. 実際に排卵が起こったかどうか、超音波検査で排卵確認を行います。また、必要に応じて黄体ホルモン検査(血液検査)を行います。
  4. 予定月経日になっても月経が訪れず、さらに7~10日過ぎるようであれば、妊娠反応が無いかどうかの確認をします。
    惜しくも月経が来てしまった場合は、治療を再開します。

ご自身で市販の妊娠検査が陽性になった場合も必ず当院を受診して下さい。正常な妊娠かどうかを診断することは、非常に重要です。